会話というのはいろんな要素がある。本を読んでもいろいろ書いてある。しかし、単純に考えると以下の2つに過ぎない
- どんな話題を話すか(横)
- どう話題を深めるか(縦)
これを行い、相手の感情を引き出し、それに反応し、共感・同調・認めていくことがポイントとなる。もちろん楽しそうに聞くという要素も大事だが、まずはコンテンツの部分を考えていこう。
会話のゴール
結局は初対面の人と2-3時間で和めるようになるということ
会話の3つのコツ
- 話題に困ったら近く(目に見えているもの)からまずは始める
- つなぎに困ったら自己開示を使って、相手へ質問変換
- 深めの基本は「事実から人へ」→そこから共感
見た目
見た目というのは要は抵抗が少ないものから始めるということ。
- 文字通り見た目(鞄とか天気とか目に入った看板とか)
- 半過去(その人の最近の出来事。そういえばーどうだった?など)
- ニュース(四季)
- 定型
とりあえず当たり障りのないところから話題を始めて情報収集。その情報を褒め・認め・イエスに使う
自己開示
つなぎに困った場合は自分の中に答えを求める。
身近な話(エピソード、経験談)や感情を出して、それを相手への質問に変換すればよい。
- 先週ーに行ったんですけど
- 最近ーにはまTってるんですけど
- 僕はお肉が一番好きなんですけど、XXさんは?
相手の質問回答に対し、共通点あったら「実は、僕も・・」とすればよい。
最も難しいのは「事実から人へ」
事実ばかりの話や深め方だと詰問になってしまう。それをいかにその人個人の話にもっていくかが大切。なぜなら、個人の話になると感情が付与されてくるから。そして、その感情を目の前の人に転移するから。具体的には以下の2つ。ここが会話の肝。
- 事実:5w1h
- 人 :時系列流し
5w1h
やり方は3つ
- いわゆる5w1hで事実を聞いていく。ど質問もあり
- あるある(具体連想ぶつけ)で仮説をぶつけていく(-といえば温泉?)
- 事実的時系列、で趣味のやり方やどんなルールかどうやってやるかなど聞く
事実をある程度聞いたら次は時系列流しで個人的な部分に入っていく。
時系列流し
時系列で以下を聞いていく
- きっかけ→どういったきっかけで?
- 魅力(コツ・こだわり・変化掘り下げ)→感情引き出し:なんでまた?決め手は?
- エピソード
■時間的な始まりである「きっかけ」を聞く。そこから時系列で流していく(横)。もしくはあるある仮説を作りぶつける。例えば、アクティブなXXさんのことだからきっとお酒も行けそうですね(キャラ決め法)。XX好き?(単純感情質問)。おすすめのXXは?
■次に魅力や背後にある考え・感情を聞く。その答えに対し、次で説明するメッセージを送り感情を喚起するのがポイント。やり方としては、
-
- 変化質問
- 魅力・あるある質問・あるあるぶつけ・マイルドクエスチョン
- 個別化
1.変化質問で掘り下げる。そこは考えがでるチャンス。なんでまた?はじめはどうだった?大変だったんじゃない?はじめはどんな印象だった?変化を見つけて、何が一番苦労した?大変だったんじゃない?→具体的な事例というのもよくあるパターン。
2.魅力・こだわりを聞いて気持ちに着目。楽しさ・誇り・存在(個人)感情(喜怒哀楽)を引き出す。さらにあるあるで突っ込む。どういったところが魅力なの?楽しいの?オフィスワークしているとたまに運動したくなるでしょうね。久しぶりの運動だと最初は大変だったんじゃないですか?うまく打ち返せたときはすごくうれしいでしょうね。ボールを打ち返す瞬間ってどんなこと考えてるの?仕事後でやるとストレス発散できるでしょうね(あるある質問・あるあるぶつけ)。うまく打つには何かコツがあるんですか?あえてそうしているのは何かこだわりが?。XXでしょうね(マイルドクエスチョン)、そこでは「価値観」聞き出しや感情を含む「あるある」ぶつけで深める(縦)。-といえば、XXで連想する。。あるあるといっても、事実・行動・感情気持ち・考え方性格価値観・経験(エピソード)+人化がある。
3.抽象的に聞いてもいいが、具体例があればそこをぶつけた方が具体的・個人化されて感情引き出しやすい。実際あるある具体例には感情がでやすいのでそのパターンを知っておけば仮説ぶつけをして感情引き出しやすくなる。引き出しが増える。女の子の職場は大変でしょう?どんなことが大変なの?エピソードへのつなぎでもある。会社でムカッとすることもあるでしょう。もうやだっていうお客さんもいたりするでしょう。女子ばかりの職場だと大変なこともあったりするでしょう(具体例を聞いていく)
■最後に個人的なエピソードを引き出す。それにまつわる個人感情も引っ張り出される。1.ベスト法、2.苦労話・克服話、などで個人化。実際に起こった事実やイベントに入り込む。ベスト法というのは一番XXだったのは?という話法。印象に残った出来事は?XXとかやったんですか?一番嫌だったお客さんは?何が一番うれしかった?どういうところが一番大変なの?変なお客さんもいたでしょう?
時系列流しというのはどこでも使える。人生という意味で子供のころの話も時系列。趣味を時系列で流すこともできるし、趣味の中の具体的な行動・イベントも時系列。時系列の入れ子構造と捉えれる。マクロとミクロだね。過去を聞いたら最後は未来に伸ばし応援する。
人化する際のあるあるの1つのこつは客観的に見るのではなく、その人の中に入って外を見て想像すること。学校→どこにあるの?→自分が親なら→あそこの学校に入れさせたいな→どんな学校に入れさせたいの?教育方針は?
話題・質問タイプ
上を柔軟にやればいいものの、定型的なカテゴリや話題・質問というものがあるので、抑えておく。
- 話題
- xxさんは、最近何かはまっているものある?(その魅力を教えて?きっかけは?時系列系)
- お休みの日は何をしているんですか?
- マイブーム・こだわりを探す
- 食事
- 健康
- 旅行・地元
- 趣味
- 料理
- お酒
- 運動
- 質問
- 思考・感じたこと:たまには運動したくなるでしょう?
- 行動:
- 気持ち・感情:それは楽しいでしょう。ー好きなんですか?
- 性格・価値観:ーなxxさんだとxxなんじゃないんですか?準備ばっちりする?(うっかり・しっかり・せっかち・ちゃっかり・のんびり・はきはき)→ということはXXなんですか?(具体例で)
- エピソード:ーなこともあるでしょうか?
- 人化:両親もそうだったの?
- その他
- 好き・はまってる・こだわり深め:もしかしてXXX詳しかったりする?(仮説ぶつけ)→えっ、本当に?実は俺もXXいいなって思ってて。仲間だね→いろいろな人見てきたけど、XX好きな人に悪い人いないもんね→それじゃXX部結成ね(メッセージ送った:共感ポジション)
- まじめ共有:今の人生に点数つけるなら何点?
- 典型的な話題の流れ
- 和み
- 信頼
- 家族・子供の頃の話
- 仕事(学校・バイト)・趣味・将来の夢→努力して成功した・挫折した体験共有
- 男
- 恋愛遍歴
- 理想の男性像
- 恋愛の価値観
- 性
- 手相
- 好きな体のパーツ
それぞれのカテゴリに対して、抽象的に質問する場合もあれば、具体的にあるあるや仮説にせっていして具体的にぶつける場合もある。例えば、どんな気持ちだったんですか?→それは楽しかったでしょう!→うまくラケットに当たったら気持ちいいでしょうね!
そして一通り深めたら、1.目の前のものを使うか、2.少し前の話題を蒸し返すか、3.次の話題にスイッチすればよい。
リアクション
話題の最終目的は感情を引き出し、それに同調したり、認めたりすること(承認欲求)。意識してそのメッセージを発する必要がある。例えば、相手に「そうそうそう」と言ってもらう感じ。
- ほめ・認め・イエス
- 同調・共感(3共:共感・共有・共通点)
- 笑い
ほめと言っても、1.外見、2.内面、3.その人の個性・しぐさ、などがある。
特に重要なのは2.内面。キャラや性格、特に外面と内面のギャップを褒めるのもよい。-に見えるけど実際は・・・という形。後は、考え方や行動
- 共通点探し・合わせ(美味しいものは高い確率で会う)
- ユーモア(笑いというより楽しい空間作り)
導入具体例
1週間にあった自分の気持ち+ちょっとした気持ち
今日は寒かったでしょう→イエス→もうマフラーがいる季節ですね→イエス→テレビで寒くなるっていってたからばっちり暖かくしてきました→準備ばっちりですね。さすがです。仕事の方も準備やらばっちのしっかりさんですか?
なんか今夜は冷えるらしいですね→そうみたいですね→お鍋なら体温まるしヘルシーだし、ラッキーと思ってよく一人鍋するんですけど、おいしくてがっつり雑炊までやるんで太っちゃいましたよ(自己開示)
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