子育ての目的
- 子どもが自立し自ら幸せと思えるようになる
- 子どもが自分の幸せを定義して、実現できる
幸せの要素
1.仕事
-自分の中(没頭、達成)
-自分と外(比較、存在)
-自分の外(貢献)
2.人間関係
3.短期的快楽
ゴール
- 主体性をもって、問題を定義し、調べて考えて決めて(計画して)、誘惑に負けずに実行し、失敗しても粘り強く進めるようになる
- 好きなものを見つけて取り組み、強みを生かして、貢献していける
- 良い人間関係を築けている
背景
- 定型的仕事はなくなり、新しいことに挑む時代(答えがない)
- 課題が複雑なので1人ではなく世界の人とチームで取り組む時代
- その中で生き残りつつ、幸せを追求できる
手段
- 主体性を鍛える
- 我慢強さを鍛える(自制心、粘り強さ)
- 計画実行力(目標達成力)を鍛える
- 社会性を鍛える
- 認知能力を鍛える(IQ)
方針
- 自分のことは自分でやらせる(最低限→過保護・過干渉をやめる)
- 任せてほめる(即時実行指示をしない。先回りアドバイスもしない。子供失敗見守る→自己決定感・有能感・対人交流(受容)が必要。少しでもトライしたらほめる)→少し難しいテーマにとりくませ、自由にやらせ、任せるルールをはっきりさせて覆さない。そして、親はその失敗の責任を取る
- ゴールではなくプロセスを鍛える(どうしてだと思う?どうしたい?どうすればいいと思う?直接的指示を控える)
- ヘルプではなくサポート(答えをできるだけ与えない。考え方を教える→困難は分割せよ等)
- 教えるのではなく、自分で学ばせる(手本を見せる、体験させる、自分で発見させる)
- 無制限に与えない
- 好きなものを見つける(試行錯誤を鍛えるのに良い)
- 自由度の高い遊びを与える
具体的手法(Do’s)
- ルール・価値観張り出し(ルールで叱る)→嫌なことでもやるべきことはやる
- お手伝い
- 日記
- ToDoリスト(目標達成力)
- あらゆる決断(プロセスを求める)
- 習い事(ピアノなど)→続ける、集中、やり遂げる、計画
- 好きなこと見つける
- 絵本読み聞かせ
- 読書
- 図鑑・地図
- レゴ→空間認識・集中・発想力
- 時間割
- 自分でできること増やす(着替え、片付け:ものを床に置かない、ピアノ、歯磨き、お風呂、靴そろえる、食器持っていく)
- ショーアンドテル
- テレビ番組自分で選ぶ
具体的手法(Don’ts)
直接的指示
大きな声を出す・怒鳴る
テレビ見すぎ
IPAD見すぎ
■個別手法解説
ルール貼り出し
- いやなことでもやるべきことはやる(自制心)
- ルールを紙に書いて貼る
- ルールを破ったら叱る
- 例:あいさつする、くつをそろえる、テレビは30分、9時に寝る
お手伝い(実行能力を鍛えるのに最適→主体性+目標達成力)
- お片付け
- 学校に行く準備
- 炊事、洗濯、掃除、買い物、整理整頓
- 達成感が大事→ほめる
自分のことは自分で
- 朝起きる
- 着替え
- 片付け:ものを床に置かない
- ピアノ
- 歯磨き
- お風呂
- 靴そろえる
- 食器持っていく
- 寝る準備
叱り方
- 叱る時は、人間としてゆるせないことをした場合、家族が合意したルールを破った場合
- ただし、本当には感情的になることなく、短く明確
- 今後やらないためにどうするか聞く(PDCA)
- ルールで罰則を決める(テレビは1週間禁止)
- ルールに基づいて叱る
ほめ方
- 目的は自己肯定感を引き出し、自律的になるため
- 自信があるからこそ新しいことに踏み出せる
- 具体的にすぐほめる。小さなことでもほめる
夕食
- 可能な限り一緒に食べ、その日の出来事をオープンエンドで話す
- 毎食夕食時に「今日の出来事」を伝える
- わからない、は禁止。何か考えて意見を言うのがルール(時事問題でもよい)
読書習慣
- 本を好きにならせるではなくて、まず好きな本を見つける、次にそこから芋づる式で横展開する
- 本棚(リビング)→両親がいつも本を読んでいる→背中を見せる
■好きなものの見つけ方
- 観察の中で見つける(電車、数字など)
- 好きを見つける機会を増やす
- 子供が、好きなものを利用して、授業形式ではなく自ら学ぶ→好きなものでないと続かない
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